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工業用アルコールを使ってカクテルを作ろう!

 


 管理人は以前に工業用アルコール(もちろんエタノール,出所は内緒)を水割りにして飲んだことがありました.アルコール度数を40%くらいになるように調合して飲んでみたんですが,不味いのなんのって.どうも水とアルコールがうまく混じっていないようで水とアルコールの味が別々にしました.昔ソ連が崩壊してロシアが混乱していた時に,ロシア人がエタノールを薄めて飲んでいたので意外と美味いのではと思っていたのですが・・・.仕方が無いので別の機会に珈琲で割ってみました.ついでに砂糖も少々.予想ではアルーア(珈琲のリキュール)みたいになるはずだったんですけど,コレも珈琲とアルコールがうまく混じっていなかったようで非常に不味かったです.

 どうもかき混ぜるだけではうまく混じらないようなので,今度はシェーカーを使ってのリベンジを挑むことにしました.どうせなら管理人の大好きなカクテル「XYZ」を作ってみようと思います.

 もちろん普通に作った「XYZ」と飲み比べしないといけませんので普通の「XYZ」も作ります.ちなみに普通のXYZは以下の材料で作ります.この材料をシェークして出来上がり.マティーニのようにオリーブを添えたりとかはしません.

レシピ

 材料写真
本物XYZの材料

 バー等で飲んでもバカルディとコアントローの組み合わせが多いです.ラムはほとんどどこでもバカルディ(ラムにこだわりの有るバーを除く,でもこだわりの有るバーでもバカルディを使う所が多いです).ホワイトキュラソーは場所によってはトリプルセックだったりもします.レモンは絞りたてのフレッシュレモンジュースのところもあれば,合成レモンジュースを使っているところもあります.管理人は合成レモンの甘さが嫌いですが,いちいちカクテルを作るたびにレモンを絞るのも面倒なので,折衷案として果汁100%ジュースを使っています.

 次に工業アルコールを使ったレシピを考えました.バカルディの度数が40%,コアントローの度数も40%なので,今回用いる純度99.9%のアルコールならば18mlでXYZと同量のアルコール量となります.バカルディの残りの60%はどのような成分か見当も付かないので,単純に水にしておきます.ホワイトキュラソーはオレンジを原料に使っているキュラソーですので,今回はオレンジジュースを残りの60%分として加えました.レモンジュースは通常のヤツと同じポッカレモンを使用.ちなみにキュラソーにはホワイトキュラソーとオレンジキュラソーの2種があります(本当はカラーキュラソーとかも有るけどここでは割愛).ホワイトキュラソーは基本的に透明.オレンジキュラソーはオレンジ色をしています.この二つは製造法(というより原料)が違います.ちなみに前者の代表がコアントロー,後者の代表がグランマニエ・コルドンルージュです.以上薀蓄終わり.

 ホントはオレンジジュースを使うとホワイトキュラソーよりオレンジキュラソーに近くなってしまう気がするのですけど,管理人はグランマニエを買いません(高いし,いまいち使い道に困る)のでコレでXYZもどきとしておきます.

レシピ

偽材料写真
にせXYZの材料.ちなみにデカビタの中に工業用アルコール

 

 早速作ってみます.といっても分量を量ってシェークするだけ.

カクテル
右が本物,左が偽者
にせの方がややオレンジ色っぽい

 

 早速味わってみましょう.

 初めは本物XYZから.・・・いたって普通のXYZです.いつも飲んでる味.当たり前ですけど.度数は高いくせに飲みやすくって,しかもレモンの酸味がアクセントになって非常においしいです.

 次はにせXYZ.とりあえず香りから.・・・アルコールの臭いがします(本物のXYZはしません).アルコール臭だけでなんだかげんなりです.が,とりあえず飲んでみます.激不味い.てかこんなのカクテルじゃない(怒).正直カクテルとしては大失格です.オレンジジュースの甘みが不自然に際立って,かつアルコール単体の味がします.レモンジュースの味が完全にかき消されて,XYZとは全く別物になっています.なら普通にカクテルとして美味いかと問われればそれもまた否です.オレンジジュースとアルコールがそれぞれ独立した感じでかなり不味いです.これはDr.ペッパーと同レベルの不味さです.

 −☆☆☆☆

 今回の実験は大失敗.というかどうも工業用アルコールを使って普通のお酒を再現するのは不可能なようです.というか簡単に再現できるなら,もうとっくに製品化されていますよね?