注：今回の実験は本当に危険です．下手をすると救急車や霊柩車を呼ぶことになりかねません．絶対に真似しないで下さい．いやマジで．

　今回の趣旨は「激辛ソースを一度に大量摂取すると人体にどのような影響があるのか」です．

　皆さんは激辛ソースというものをご存知ですか？　有名なのではデスソースとかがあります．よくタバスコに毛が生えた程度と勘違いされている激辛ソース．しかしタバスコ程度と一緒にしては危険です．
　今回用いるのは酒のディスカウントストア「やまや」で売っている「ホットソース　フロムヘル　デヴィルズ　リヴェンジ(Hot Sauce From Hell Devil's Revenge)」って奴です．どれくらい強力かといいますと・・・

　これをキャベツに数滴かけて食った友人は１時間動かなくなりました．皮膚に付くとその部分が痛くなります．実は過去の日記(2004年9月6日)にも登場していて，その時は管理人も酷い目に会いました．とりあえず水は必需です．辛さの単位であるスコヴィル値のデータがありませんので，どれくらい辛いのか絶対的な評価は困難ですが，いろいろなサイトを見て回った感じですと，どうもタバスコの15倍くらいの辛さのようです．

今回の主役＆最大の悪役

　ちなみに現在世界一辛いといわれているのは「The source」って奴みたいです．これ位になると本当に危険であるようで，これの入ったカレーを食って救急車で運ばれた方のサイトを拝見したことがあります．

　さて実験方法．激辛ソースの分量を計り，それを口で味わいながらゆっくり飲む！　いたってシンプルです．その後体温の変化を体温計で測定し，その最高値を参考データにします．身体への影響を一様にする(要は胃を空にする)ために，実験は食事をとって10時間後から開始しました．一度実験した後は体温が平常値(今回は36.3℃以下にしました)に戻ってから次の実験を行いました．

　実験前の体温測定．今日は36.2℃でした．いつもは36.3℃ですのでちょっと低いですか．

　さあ最初は約0.5ccから逝きましょう！　計量スプーンで適当に測定．多分0.5cc位でしょう．では飲みます．この辛み，マーヴェラス！　こんな少量なのに口の中はヒートアイランドです．顔から汗が噴出します．顔が熱くなっているのが自分でも分かります．顔が腫れぼったくなって，舌と唇がヒリヒリ．よくある激辛症状です．が，十分に我慢できるレベル．ちなみに最高体温は36.6℃．微上昇という感じでした．

見た目は少なくても強力なんです

　次は2.5cc．小さじ1/2ってやつです．ここら辺からきつくなってきそうですが．この辛み，ビューティフル．口の中は火力発電所です．辛いというか痛いです．でも，まだ大丈夫ですね．最高体温は36.9℃．仮病に使えるレベルになってきました．しばらく後から少し胃がキリキリと．さすがに効きますねぇ．

　
普通はこんな量使いません

　次は5.0cc．もはや管理人も一度に使用したことの無い量です．少し怖いです．やってみましょう．この辛み・・・辛さ自体は先ほどと変わりません．でも痛いです．口が．しばらくすると胃が痛くなってきました．先ほどは，「あれっ？　痛いかな？」って位の感じでしたが，今度は明らかに痛いです．ゴロゴロ転がってソースを常に動かしておいてやらないと，局所的にキーンと痛いです．そろそろやばいですか．最高体温は36.8℃．これくらいで上がり止まりなのかもしれません．

危険すぎます・・・・

　次は10.0cc．先ほど腹痛になったことを思うと少々不安ではありますが，「風そよ」の管理人は引いてはいけません！　こんな愚かな私を叱ってください．

　
絶対に真似しないで！

　ここからはちょっとお下品になります．それでも見てやるぜ！っていう熱い方はこちらへどうぞ！

　

　見たくない人のために，結果だけ書きます．「とりあえず生命の危機であった」と・・・　

　

　最高体温は36.4℃．ある一定量以上投与すると体がヤバくなってむしろ体温が低下するようです．　

　

　結論です．普通の人間では5.0cc位(ホットソース　フロムヘル　デヴィルズ　リヴェンジの場合です，もっと強力なのもあるので注意！)が限界だと思います．それ以上投与すると，地獄の災禍のような苦しみを味わうことになります．もう胃に穴が空いたと錯覚するくらいに・・・　場合によっては本当に救急車や霊柩車を呼ぶ自体になりかねません．

毒物＆劇物です．
使用には用法容量をよく守って・・・

注：繰り返しになりますが絶対に真似しないで下さい．マジで洒落になりません．管理人もマジで救急車呼ぼうかと考えてしまいました．死ねるかどうかは知りませんが，地獄の苦しみを味わうことになります！