呪われてみよう!
日本有数の景勝地として知られる福井県は東尋坊.管理人も以前に行った事があります.いや,なかなか素晴らしい眺めでした.自然によって侵食された岩が,人工物では作れない見事な造形美を・・・みたいな感じで.そして東尋坊のそばにある雄島という島.東尋坊ほど有名じゃありませんが,東尋坊とセットでよく観光客が訪れるところです.
が,ここにはもう一つ裏の顔がありまして東尋坊は日本有数の自殺の名所でもあります.そしてその遺体が流れ着くという雄島.何だカンダで曰く付きな観光地であります.
今回,折角の休日しかも好天ということで,友人と連れ立って東尋坊へ行くこととなりました.しかし管理人にとって一度行った観光地ですので,ただ観光するだけでは面白くありません.実は雄島にはある噂がありまして,今回はその噂の真偽を確かめてみようと思います.
まずは雄島の方にやってきました.金沢から運転しっぱなしなのでちょっと疲れてます.
奥が雄島です
さてこの雄島.どっちか回りで一周すると呪われるらしいです.ちょっと記憶があいまいでどっち回りだったか忘れてたんですけどね.あと一緒に行った友人の話だと雄島の石を持って帰ると祟られるとか.
管理人の曖昧な記憶では確か右回りで呪われる筈なので,島に入ってすぐのT字路を右に曲がりました.今回は呪いの真偽を確かめるのが目的なのでもちろん右回りで・・・ 道はとにかく虫が多くって往生しました.夏に来るもんじゃないのかな? さて右回りしているにも関わらず,怖がりの友人が文句を言わないなぁっと思って聞いてみると,
「いや,左回りしてるし」
はぁ? 何を言ってるんでしょう? 我々はT字路を右に曲がって右へ右へやってきたんです.これを右回りといわずして・・・ ん? 何か引っかかりますね.
「いや,右回りってのは時計回りやろ」
そう,時計回りです.俺達はいま反時計回りしています.ということは・・・逆やん!
・・・左回りしてました.
ですが,ここで怪我の巧妙か,別の友人に電話してネットで調べてもらったところ左回りが正解(呪われる)だったようで.
とりあえず結果オーライです.これで噂が真実ならば管理人(と友人)は呪われたハズ! が,なんといいますかちょっぴり自分が情けないです.とりあえずお箸の持つ手と時計の回り方から勉強し直します.
さて折角ですので雄島左回りの観光案内!
島に入って,鬱蒼と茂った森に続く長い石段を登った先には倒れた灯籠があります.これだけで雰囲気十分!
倒れた灯籠
この島の石の一部は磁力を帯びているとか・・・ 場所によっては方位磁針が狂うらしい.曰く付きの場所はよく方位磁針が狂ったりしますよね・・・青木ヶ原の樹海とか.霊魂も磁力に引かれるのでしょうか・・・
写真下の石も磁力を帯びているらしい
で,そのあとは比較的平穏な道が続いて,最後にたどり着くのが神社.木が鬱蒼と茂り,夕方にもかかわらず相当暗いです.曰く付きの場所で無くとも背筋が凍えるでしょう.後ろから足音が聞こえたのに誰もいなかったのは内緒です.
神社の鳥居から東尋坊を望む
甚だ短い(短過ぎか?)ですがこれで左回りコースの観光案内を終わります.本当はもっと色々な見所(変な意味じゃなく)があるので,偏見を持ないで下さいね.実際自然観察等にはいいかもしれません.
次は東尋坊.前にきた時はかな〜り寒〜い真冬でしたので人もガラガラでしたが,この日はちょっと暑いながらも素晴らしい観光日よりでしたのですごい人手でした.人がいなければ前回と同じく似非ロッククライミングしてみたかったんですが・・・ 写真を撮っても必ずどこかに他人が入ってしまいます.仕方ないので前回来た時の写真をアップしときます.
東尋坊の夕暮れ
切り立った岩々 絶景です
岩に登るアホ(真冬版)
以上東尋坊観光案内(真冬版)でした!
現在の戻って・・・今回の目的は呪いや祟りの真偽を確かめることにありますので,ちょっと不謹慎ながら,救いの電話(自殺の名所によくある,誰かに電話して貰って自殺を考え直して貰うための電話)から電話をかけてみることにします.基本的には普通の公衆電話ですし,普通に硬貨を投入すれば電話できるはずです.
救いの電話
電話ボックスの中に入ってまず目に止まったのは小銭の山.管理人も感じるところがあって百円ほどその山に追加させて貰いました.もちろん電話をかけるのは自分のお金で・・・ 相手は一緒に来ていた友人にします.他の人にかけると伝えてあるので,突然掛かってきたらさぞ驚くでしょう.ウフフ・・・
どうするアイフル?(不謹慎)
電話をかけるアホ(真夏版)
「おかけになった電話番号は現在使われておりません・・・」
??? 番号を確認しながら掛けたので間違いはないハズ.相手に着信履歴を確認して貰いました.・・・非通知着信があります.お金はちゃんと戻ってきたというのに・・・ 大体にして公衆からかけたら履歴には「公衆電話」と記録されるハズ.ついでに電話を掛けた時には確かに「おかけに〜」と聞こえたんです.しかも何度も・・・
掛かっていないハズの電話,公衆から掛けたにも関わらず「非通知」となった携帯着歴・・・ 恋はスリルショックサスペンス.
さ,さあ,気を取り直してもう一度掛けてみましょう・・・ 正直ちょっと怖いですけど.
「おかけになった電話番号は現在使われておりません・・・」
いや,使われてるハズやし!っとアナウンスに突っ込んでも仕方ありません.結局相手の電話は鳴りませんでした.今回は着歴も無し.もちろん繋がらず.でも今回の10円玉は電話機から返ってくることはありませんでした.
さすがは自殺を覚悟した人が最後にかける公衆電話. 科学技術を凌駕した何かがあるんでしょう.
最後に拾い忘れた雄島の石を拾って帰宅の途につきました.別に特徴もない普通の石っころに見えます.禍々しさの切片もありません.とてもこれが重要な呪いのアイテムには見えません.
管理人は雄島の石を装備した.なんと雄島の石には呪いがかかっていた! 管理人は呪われた!!
という天の声が聞こえたとかなんとか.急いで教会に行くか,シャナクを唱えなければ!
石の写真もアップしたいところなんですが,「石の写真を見て呪われた」とかになったらヤバイので,どうしても見たい方はメール下さい.添付ファイルとして送らせて貰います.石は今度お盆に奈良に帰るときにちゃんと雄島に返してきます.持ってても使い道ありませんし,かといって何気に道端に捨てて拾った人が呪われても嫌ですし.
総括
今回行った,呪われるという噂のあった(もしくは呪われそうな)行動は・・・
- 噂に従って雄島を左回り一周!
- 雄島の石を持って帰る!
- 救いの電話で用もなく電話をかける!
でした!
とりあえずこの2005年7月中に管理人(か同行した友人)に不幸が訪れれば,このうちどれかの呪いが掛かったってことで・・・その時は報告します.・・・報告できればですがね.うふふ・・・
注意! 今回は「真似しないで」とは言いませんが,真似されて呪いが降りかかっても管理人は責任を取れません! あくまで自己責任でお願いします! 呪いが掛かった時は神社にでも行って神主様にお払いして貰って下さい! ついでに報告してくれるとうれしいです.