ネットをグルグル回っていると面白い噂を見つけました．何でもある曲を聴くと自殺するとか．．．　コレは管理人が真偽のほどを確かめないといけません！

　さてその曲ですが，邦題は「暗い日曜日」　この曲ははもともとハンガリーで作られた曲で，日本では淡谷のり子や美和明宏が日本語版を歌っています．

　この曲は1933年にハンガリーで公開されるとともに，この曲を聞きながら，もしくはこの曲を聴いた後に自殺する人が急増したそうです．その事態を重く見たハンガリー政府はこの曲の販売・放送を禁止しました．しかしその後もフランス，アメリカ，日本などでリメイクされ歌われました．そしてそれらの国々でも自殺者が出て，イギリス政府もこの曲の放送を禁止しました．この曲が「自殺ソング」と呼ばれるのはそのような背景のためです．

　さて，管理人も早速聴いてみましょう．管理人が聞いたのは1936年にフランスでダミアというシャンソン歌手が歌ったもので(有名な方らしいです)，ハンガリーで作られたものとは異なります．しかしながら，こちらのバージョンでも相当の自殺者が出たようで，むしろこっちの方が手に入り易い分，有名になっている模様です．レンタルCD屋さんでも借りられますし，以下のサイト

http://www.akzt35.photoshot.com/SombreDimanche.wma

でも聞くことが出来ます．海外のサイトっぽいですので，著作権うんぬんがどうなっているのかはよく分かりません．多分視聴みたいなもんでしょう．自己責任で聞いて下さい．あと，この曲は鬱な人，精神力に自信の無い人は絶対に聴かないで下さい．　

　

　早速聴いてみます！　こっ，これは・・・確かに暗い！　暗すぎる！　気分がどよ〜んとしてきます．フランス語なので歌詞の意味は全く分かりませんが，メロディーといい，歌手の声の感じといい，バックのコーラスといい，なんとも言えない陰鬱さを醸し出しています．聴いているだけで鬱になってきます．こりゃ精神が不安定な状態で聴いたらヤバイかもしれません！

　とはいえ，あいにくとこの程度で若い命を散らすほど管理人の精神力は弱くありません．並みの神経じゃマクドでスマイルだけを注文したりは出来ないんです！　

　と言う訳で，とりあえず３時間聴き続けてみます．暗い日曜日って曲名ですし，日曜日の午前0〜3時の間，無限リピートで聞く事にします．．やっぱこうじゃなきゃね☆　さすがに時間帯が時間帯だけにヘッドホンで聞く事にしました．スピーカーで流していてアパートの他の人が自殺しちゃっても困るので・・・　もちろん明かりは消して，テーブルの上にロウソクを一本立てておきます．．．

　

　さて始めてみましょう．ちなみにロウソクは友人達が管理人の誕生日にケーキに刺してプレゼントしてくれた「仏壇ロウソク」の残りです．なんだかねぇ・・・

　

　

　（以下の文章は実験を行いながらリアルタイムで書いたものです）

　

　開始直後からいきなり鬱な気分．ロウソクの灯りと陰鬱な音楽のコラボがなんともいけない．曲を聴きながらぼんやりとロウソクを眺めていると，正直自分なんてどうでもよくなってきた・・・　このままロウソクの灯りのように燃え尽きてしまえばいっそ楽にとか考えてしまう．ロウソクが燃え尽きてハッと現実に引き戻される．

　

　一時間経過．同じ曲を聴き続ける苦痛もあり，部屋が暗いこともあって，なんだか集中力を奪われていく．なんだか炎の向こう側になんだか人影が見える気がする・・・　ついでに何故か無性にアイスが食いたい．

　

　二時間経過．自分は何のために生きているのか考えてしまう．ロウソクが消えるたびに我に返って，自分を冷静に見つめなおすようにする．眠くなってきた．思考がうまく回っていない．ロウソクが消えるたびに自分も消えそうな感じがする．

　

　三時間経過．ぶっちゃけ眠い．自殺とか自分の生きる価値とかもうどうでもいい．もう寝る．

　

　・・・あとで読み返すと何やってるんや自分！って思いますが，その時々では確かにそんな精神状態だったかも・・・　にしても，アイスって一体？　とりあえず音楽による精神攻撃も眠気の前には無力のようです．あのあとホントにすぐ寝ちゃいました．

　

　結論：マジでヤバイです．普通の精神状態の時でも相当鬱になりました．精神的に参っている時には本当に危険です．絶対に真似しないで下さい．あと暗い部屋でロウソク一本とセットにするのはさらに危険です．

　

　注意：上にも書きましたが，精神的に参っている人，躁鬱が激しい人，気の弱い人はこの曲を聴かない方が賢明です．本当に暗い気分になります．その他の皆様も自己責任で聴いて下さい．毎度の事ですが今回は本当に冗談では済みません．弱ってる人に聴かせたりするのも止めて下さい．例によって管理人は一切の責任を負えないことを言明しておきます．