急性期
先に書いたように精神的にボロギレになった管理人.
それでも養わなければいけない家族がいる!
仕事を辞めるわけにはいかない!
その気持ちは揺るぎませんでしたが...
翌朝...
いつもどおり,家内が作ってくれた朝ごはんを食べて...
ヒゲを剃ってスーツを着て...
家内が作ってくれたお弁当をもって...
革靴を履いて...
が,アパートから出られません...
足が震えて...
何とか頑張ってみようとチャレンジしますが,どうしてもドアを開けられない...
家内に職場へ”体調不良で出勤できない”旨を伝えてもらって.
精神科へ.
運悪くかかりつけ医の先生は休診日.別の先生が対応してくれましたが...
その先生:「明日には○○先生(かかりつけの先生)がいらっしゃるから... それまでは自殺だけはしないで」
その自殺という言葉がひどく重く感じました.
その後,かなり辛い思いを抱えつつも”かなり上の上司”(要はパワハラ上司に対しての命令権のある)に相談してみました.
今までのこと,病気のことをすべて包み隠さず...
仕事を干されたこと.
不当な言いがかりのこと.
名誉毀損のこと.
家内まで参っていることetcetc...
上の上司:「やはりそうだったのか,薄々何かおかしいと思っていたのだが...」
どうも管理人がスペックダウンしてきてたのを感づいていたようで.
思えば,前回の面談のときにも精神的なことを尋ねられたような?
そうか,俺は自分ではうつ病のことを周囲に隠していたつもりだったけど,鋭い人には判ってしまってたんやなぁ・・・
かなり上の上司は,問題の上司に対して適切な指導をする旨を約束してくれるとともに,職場として取れる方策を6つ提示してくれました.
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現状のまま我慢する.
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同じ部のまま担当を替える(命令系統を変える)
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他の部に移る.
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外部団体へ出向する.
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休職する.
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退職する.
管理人:「正直今は判断能力が落ちているんで精神科の先生と相談して決めようと思います」
そして眠れぬ夜を過ごし...翌日.
掛かりつけの先生に現状を伝え(といっても家内が伝えてたみたいなものですが...)
精神科の先生:「休みなさい」
家内:「休職ってことですか?」
先生:「今まで頑張って無理して,今は心が骨折してる状態です」
先生:「足を骨折したら入院して仕事を休むのと同じこと」
先生:「骨折が直ったら,リハビリをして,それから初めて職場復帰できるのと同じです」
なるほど,うつ病の急性期は骨折と同じように自分の力ではどうにも出来ない状態にあるわけなのか...
少し気分が楽になりました.
先生:「退職はしないこと.それから職場環境の変更についても考えないこと.今は考える力が一番弱ってるから,それが治ってからでないと適切な判断はできないよ」
その日,家内に職場に休職の手続きに行って貰いました.
ホント,家内に迷惑ばかり掛けました.