アスペルガー症候群について
ここではアスペルガー症候群について書いてみたいと思います.
まずはアスペルガー症候群とは何なのか,から...
医学上では発達障害に分類される疾患です.
よく近い病気とされるのが自閉症.
”自閉症の知的障害がないのがアスペルガー”なんてことを言っておられる方もいるようです.
ちなみにココの管理人は臨床心理士にてアスペルガーと見立てられています.
その上で思うことは,”自閉症の知的障害がないのがアスペルガー”というのは誤りではないか?ということです.
というのは,管理人自身”アスペルガー”と思われても仕方のない性質を沢山持っていますが,一方で自閉症に当てはまる項目は殆どないためです.
なので,自閉症とアスペルガーはキッチリと区分されるべきだと個人的には思います.
さて,話を戻します.
アスペルガーは決して治ることはありません.
カウンセリングや各種療法などで健常者に近い生活を送ることも可能ではありますが,絶対に健常者にはなれません.
またアスペルガーは先天性の疾患であり,かつ遺伝要素も大きいといわれています.
正直最悪ですよね...
治らないって事は患者にとっては結構な重荷になります(のでアスペルガーが原因で他の精神疾患になることも多いようです)
実際管理人にもアスペルガーは重く圧し掛かってきています.
じゃあどんな人がアスペルガーなの?ってことになりますが...
あくまで管理人の知識(と思い込み)の範疇ですと...
1. 特定の分野にのみ高い能力を発揮する
(管理人の場合ですと,英語や数学は如何に時間を割いて勉強しても平均よりちょっと上程度の成績しか取れませんが,国語や社会,技術家庭などは一切勉強せずとも100点満点だったり)
2. 不器用
(手先が...ってのもありますが,これは人間関係の構築が下手って意味ですね)
3. 直感的に物事を判断できない
(会話の相手が言ってる事をそのままでは理解できず,脳で自分の理屈に置き換えて初めて理解できる)
4. 脳が疲労しやすい
(3.で書いたことと重複しますが,物事をありのままでは理解できないので脳が常にフル回転になり疲弊してしまう)
5. 物事を忘れられない
(ある意味で長所でもあるのですが,悪いことも忘れられないので,罪悪感やPTSDに陥りやすい)
といった感じでしょうか?
能力のチャートがあったとして...
アスペルガーは”能力の積分値は健常者より低いものの,ある箇所での微分値が異常に高い”ということになると思います.
ですので,ピタッとくる所へ収まれば高い能力を発揮しますが,そこから少しでも外れてしまうと凡人以下でしかないので.
世間的にニートが多いのもアスペルガーであり,何かの天才と呼ばれるのもアスペルガー.
現在の医学的診断ではないものの,アインシュタインやモーツアルト,ダ・ビンチなんかはアスペルガーであったという説もあります.
なので総括
馬鹿とアスペルガーは使い方次第
PS.ちなみに管理人の血縁者.
アスペルガーと思わしき人が沢山.
母方の祖父は(もちろん診断された訳じゃないけど)間違いなくアスペルガー.
管理人の父も間違いなくアスペルガー.
親戚の京都大学医学部の教授だった人も多分アスペルガーだったんでしょう.
さらには戦前にどっかの島の総督だった親戚もきっとアスペルガーだったんでしょうね〜
・・・遺伝は怖い.