薬剤について
ここでは不眠症について書いてみたいと思います.
うつ病はその症状としてほぼ確実に不眠症にも陥ります.
といいますか,不眠症がうつ病の引き金になることも少なくないようです.
なのでうつ病と不眠症は表裏一体であるとも考えられます.
さて一概に不眠といっても色んなパターンがありまして...
1.入眠困難
読んで字のごとく,布団に入ってもなかなか寝付けないことです.
結果として自分が考えていたより睡眠時間が短くならざるを得ないか,もしくは寝過ごします.
管理人も入眠困難な人間でして(これ自体はわりと昔から),やっぱり十分な睡眠時間がとれてなかったりしてました.
これの対策として処方されるのが超短時間や短時間作用型の睡眠薬です.
2.中途覚醒
これは夜中に何度も目が覚めてしまうことです.
何度も目が覚めるので,何度も寝なおすことになりますが...当然睡眠不足に陥ります.
管理人はうつ病と同時に併発しています.
で,管理人は上記の入眠困難もありますので,相当な睡眠時間のロスとなりかなり辛い思いをしました.
これの対策として中時間作用型の睡眠薬が処方されています.
3.早朝覚醒
これは想定していたよりずいぶん早く目が覚めてしまうことです.
自分のとりたい睡眠時間に目覚ましをセットしても,その何時間も前に目が覚めてしまってその後眠れないという...
これもうつ病と共に併発しております.
これに対しての対策として中時間作用型の睡眠薬が処方されています.
4.熟眠障害
これはよくいう”眠りが浅い”状態です.
管理人は割りと昔からこれです.
じゃあ睡眠薬を飲むと深く眠れるのかというと,かならずしもそうではない様で.
管理人の場合は睡眠時間を長くとることで今はその対策としております.
ただ,これについては病気というより体質的なものもあると思いますので,一概に不眠症といっていいのかは個人的には懐疑的ではあります.
さて,とりあえず管理人は生来の入眠困難があるうえに,中途覚醒,早朝覚醒がうつ病によって出てきてしまったために,一時期大変睡眠時間の短い時期がありました.
日中も非常に辛く,仕事もあまりはかどりませんでした.
睡眠状態に合わせて睡眠薬を組みあわせていくときも,作用が長く続きすぎたり,逆に全然効果が無かったりで,結構辛い時期でした.
今は薬の調整も一段落し,不眠についてはほぼ解消できております.
皆さんも自分の睡眠に異常を感じたら,早めに病院に行くように(もしくは掛かり付けの先生に伝えるように)してみてくださいね.
不眠症もほおって置いても治らない病気なのですから...